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=クク=
原題:Cucco
会社:グランペール
発売:2004年
参考価格:2600円
入手難易度:2
プレイ人数:2人〜20人
プレイ時間:30〜60分
タイプ:カードゲーム
古典的パーディカードゲーム「クク」。
大人数でワイワイ楽しみましょう。

歴史はかなり古く、16世紀にフランスで原型が作られ、17世紀にイタリアで今の形になったといわれています。
遊び方は様々ですが、ここではカンビオ(現代日本版ルール)を説明します。

最初にゲーム参加費として、全員チップ1枚支払います。
プレイヤーは1枚ずつカードを貰い、スタートプレイヤー(以下SP)が「どうぞ」と言ったらゲーム開始。
SPの次の人から、自分の手札を隣と交換するか決めます。
隣の人は特殊カードで無い限り、交換を断れません。
隣の人は貰ったカードを見て、更に隣の人と交換するかを決めます。
これを繰り返していき、SPまで回ってきたら、SPはそのカードで勝負するか、山札とチェンジするか決めます。
そして全員でカードを出し合い、一番弱い人がペナルティ(チップ)を払います。

参加費とペナルティでチップが場にたまって行き、途中からペナルティではなくゲームから脱落に変化します。
全員脱落し、生き残った人がチップを総取りする、というゲームです。

カードの種類は様々。
最強なのはフクロウのカードで、ゲーム中「クク」と宣言するといきなりゲームが終了します。
(最強なので負けません)
馬、家のカードはチェンジをスルーできます。
猫は「にゃあ」と鳴くと、チェンジしにきたカードを「一番最初に所持していた人」が脱落します。
人間はチェンジ宣言をされたら、宣言をした相手を脱落させます。
他には数字カード、ただ弱いだけのカードなどがあります。
ピエロのカードは最弱ですが、山札からのチェンジのときのみ最強となります。
何故かライオンはビリ2の弱さです。


様々なカードがありますが、選択肢としては、「今もっているカードをチェンジするか」です。
今のカードが一番弱いカードかどうか推理し、チェンジするか決定します。
情報が自分のカードのみ、またはチェンジされた場合、前の自分のカードと今の自分のカードの2枚のみ。
簡単なパーティゲームのようですが、勘と度胸が試されます。

ククの種類に関しては、ヨーロッパ各国で様々のようです。
また、遊び方も多種多様に存在するそうです。
上記のルールは1979年に伝来したものから、独自解釈を加えて出来たもののようです。
各国で様々な形で愛されている古典ゲーム。一度遊んでみてください。