=カタンカードゲーム=
原題:Die siedler von Catan
        das Kartenspiele
会社:Kosmos
発売:1997年
参考価格:?
入手難易度:4
プレイ人数:2人
プレイ時間:55分〜65分
タイプ:カードゲーム
1997年ノミネート
カタンシリーズのカードゲーム「カタンカードゲーム」。
2人用の横に発展していくカタンです。

1996年、カタンが大賞を取った次の都市に出たカード版。
1997年に年間のノミネートをしています。
システムは大きく異なるものの、カタンっぽさが楽しめる形になっています。
カタンが言語依存の低いゲームでしたが、これは少し依存の高いゲームになっています。
日本語版は存在せず、ドイツ語、英語版などがあるようです。

プレイヤーは初期セットを受け取ります。
道1枚、村2枚、地形6枚。これに初期の手持ちカードを受け取ります。
地形カードは回転させることで状態を表し、物資が0〜3つあることを表せます。
道を中心に、両端に村カード。そして村カードと角で繋がるように地形カードを置きます。
地形カードには1〜6のサイコロの絵が描かれています。この目が出たら物資が出ることになります。
物資は木、羊、鉄、レンガ、麦、金。金の使い道は殆どありません。交換用でしょうか。

プレイヤーは自分の番になったら、サイコロを2つ振ります。
1つは物資用。もう1つはイベント用。
始めにイベントのサイコロの目に従います。
豊作により物資が出たり、騎士や村の発展により物資の調達、強奪が出来たりします。
また、イベントカードを双方引くものもあります。
カタンの7の目のように、物資が多すぎると破棄する「泥棒」もあります。
物資が合計で8つあると、何故か羊と鉄を全て奪われます。

イベントを行ったあと、物資用の目と同じ地形をまわして物資を獲得します。
(1地形の最大は3つであり、それ以上は手に入らない)
物資獲得の後、物資を使って建築などを行うことが出来ます。



道、村、村を街にバージョンアップ、手札の発展カードを建築など。
手札には発展カード、アクションカードの2種類があります。
(村を作ると、その角に地形カードが追加される為非常に重要)

アクションカードはタダで使うことが出来、相手に妨害を行ったり出来ます。
発展カードには村と街に付けられる緑、街のみ付けられる赤があります。
赤は非常に高コストですが、強力なものが多くなっています。
発展カードは村の上下に1枚ずつ、街だと上下2枚ずつ置く事が出来ます。

発展カードには、騎士マーク、風車マークなどが書かれています。
騎士マーク(騎士カードにある)が相手より多い場合、騎士コマを受け取れます。
風車マークが相手より多い場合、風車コマを受け取れます。
これらはイベント時に非常に強力な力なり、さらに勝利得点にもなります。

発展カードは色々な種類がありますが、取得物資が倍になる、交換効率が良くなるといった生産系。
ペストなどのイベントでダメージを無くす防御系、騎士や風車、勝利得点などが入る種類があります。

村、街、発展カードに描かれている勝利得点マークと騎士コマ、風車コマを合計して先に12点になった人の勝ちとなります。
村を増やさないととにかく物資が入らないため、序盤は道+村の必要性が高くなります。
3対1交換などを上手く使い、中盤までに収入源をある程度確保することが鍵となります。

カタンの雰囲気を残し、発展などを具体的に作ったカタンカードゲーム。
2人でガッチリプレイしたい時におすすめです。

以下のカタンシリーズがあります。
・カタンの開拓者たち
・アドベンチャー人類(旅立ち)
・カンダミール
・エラズンド
・ローマ帝国の危機
・カタンの航海者たち
・ニュンベルングの開拓者
・カタンの開拓(宇宙編)
・宇宙船カタン
・歴史シナリオTアレキサンダー大王とクフ王
・歴史シナリオUトロイ戦争と万里の長城