=バサリ=
原題:Basari
会社:FX Shcmid
発売:1998年
参考価格:3400円(復刻版の価格)
入手難易度:3
プレイ人数:3人〜4人
プレイ時間:40〜50分
タイプ:ボードゲーム
1998年ノミネート
サイコロを振りながら宝石を集めるゲーム「バサリ」。
他人と違う戦略、そして交渉が重要なカギになっています。

3〜4人のゲームですが、バランス上出来れば4人プレイをオススメします。
目的は点数を集めることですが、様々な方法で点数が入ります。
他人とバッティングしないようゲームを進め、尚且つ宝石で高得点を目指します。

盤には数字と宝石が書かれているマスが書いてあります。
プレイヤーはスタート位置を任意に選び、スタートコマと自分のコマを置きます。
そして最初から宝石を4種類持ちます。
宝石は色により価値が違います。そしてゲーム中の交渉材料にもなります。

プレイヤーから順にサイコロを振り、出た数、自分のコマを進めます。
全員移動したら、進んだ先に書いてある数字、宝石の数を見て点数取得方法を次の3つから選択します。
・描かれている宝石を取得する
・書かれている数字をそのまま点数として取得する
・サイコロを振り、出た目分移動(少ない目の場合は点数も入る)

選択用タイルを全員一斉に出します。
このとき、選択したアクションが1人だけだった場合、そのアクションを行います。
宝石取得の場合、描かれている全ての宝石が受け取れます。
同じアクションを2人が選択した場合、交渉で決めます。
宝石を交渉材料にし、お互い納得がいくまで交渉します。
宝石が多い方が有利であり、同じ数の場合価値の高い宝石を持っているほうが有利です。
相手より上乗せできない場合、相手の提示した内容で満足の場合はそれを受け取ります。
払ったほうは元々選択したアクションを実行します。




同じアクションを3人以上が選んだ場合、誰もアクションを行えません。
これにより、4人プレイの場合は1人だけアクション可能という状態になります。
出来れば宝石を集めたいところですが、それは他人も同じ。
他の人のマスを見ながら、一人得状態を作っていきましょう。

誰かが自分のスタートマス以上移動したら1周終了。
スタートマス以上に移動出来た人に点数が入ります。
そして持っている宝石を一番多く持っている人に点数が入ります。
これを3周プレイして、一番点数の高い人の勝ちとなります。

宝石を集めていくのは基本ですが、周回点数も結構大きくなっています。
1周するごとに一番多く宝石を持っている点数を取得した人は宝石を減らさなければなりません。
これにより、宝石点数の一人勝ち状態がなくなります。

何度かプレイしましたが、周回ボーナスを1,2回貰いつつ、初回と3周目の宝石ボーナスをある程度貰うのがいい流れかと思います。
サイコロによる運の要素はありますが、他人とバッティングしない読みと、点数取得の戦略が重要です。
4人プレイで、自分だけアクション出来るときが2,3回あると非常に有利になります。
様々な要素が絶妙なバランスで存在する、宝石集めゲーム。
宝石に振り回されず、先を見据えることが勝利への道かもしれません。